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持続化補助金 交付申請とは?

11月の澄みわたった秋空に遠景の緑と都会のビルのコントラストが美しいです。

前回は事業再構築補助金の交付申請を2回に分けてお伝えしました。

今回は事業再構築補助金に比べ規模は小さいですが、
小規模事業者向けの持続化補助金の交付申請についてお伝えします。

持続化補助金は、ものづくり補助金と違って広報費や展示会出展費用などを申請できることに特徴があります。

事業再構築補助金も広報費が申請できるので重宝します。

持続化補助金には「一般型」と「低感染リスク型」の2種類があり、それぞれ補助金額と補助率が違っていて、
募集時期も違っています。

以前は応募方法も郵送、電子申請と違っていました。
現在はどちらもJグランツからの電子申請での応募になっています。

 

1.持続化補助金 交付申請とは?

今回は補助額が多く補助率も高い「低感染リスク型」を例にお伝えしていきます。

応募してから2か月ほどで採択の公表があります。
当日のうちに事務局からメールで採択通知がきます。
メールのタイトルは「【補助金申請連絡】申請が採択通知済みになりました」といったものです。

以下がメール内容です

01採択通知メール

メールに記載されている事業の状況を確認する場合のサイトURLにアクセスして、

採択されたことの証として採択通知をダウンロードしておきましょう。

以下が採択通知書です。

02採択通知書(抜粋)

 

2.持続化補助金 交付申請の方法とは?

ダウンロードした採択通知書の次ページ以降に「交付決定通知書」がある場合は、
交付決定となります。そして補助事業が開始となります。

しかし、採択通知書の次ページ以降に「交付決定通知書」がない場合は、
事務局から確認・修正等の依頼メールが届きます。採択通知の翌日くらいに届きます。

今回は修正対応依頼メールが届いた場合についてお伝えします。

メールのタイトルは
「【ご確認のお願い】交付決定に向けた修正対応依頼のお知らせ(小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠)」
といったものです。

以下がメール内容です。

03修正対応依頼メール

 

1)1回目の修正対応

今回の交付申請では事務局から2回の修正依頼(交付決定に向けた手続き)がありました。

まず1回目の修正依頼の内容をみていきましょう。

修正対応依頼メールの後半には、以下のような修正内容の説明があります。

以下がメール内容です。

04修正箇所(修正対応依頼メール)

少し分かりにくいのですが、「交付決定前確認事項修正書_Jグランツ入力手引」を参考にして

①「補助金額計算用補助資料」を修正する
②修正した「補助金計算用資料」を参照して交付申請を行う

という依頼です。

参照する「交付決定前確認事項修正書_Jグランツ入力手引」は、以下のページです。

05不備解消手順について

1回目の修正箇所は、E経費内容の修正で、「2広報費」と「11外注費」の修正依頼でした。
そこで、入力手引を参照して「補助金計算用資料」の広報費と外注費を修正しました。

具体的には、「具体的内容・必要理由」が具体性に欠けていると思われたので、
次のように修正を行いました。

②広報費
修正前)
インターネット広告:広範囲の潜在顧客にアピール
修正後)
インターネット広告:本事業のセミナー・講座の潜在顧客向けにFacebook、LINE、Twitterなどでの広告

⑪外注費
修正前)
撮影スペース改築費用
修正後)
〇〇内に撮影用スペースをつくるための設計・構築費用

これで「補助金計算用資料」の修正が終わりました。

次に、Jグランツにログインします。

ここで注意すべきことは、必ず
「マイページ」をクリックして「申請履歴」の手続きを確認してください。
「手続き」は「差し戻し対応中」などとなっています。

そして、事業の項目(左端)のあなたの事業名をクリックします。

次に、作成済みの申請の「交付決定前確認事項修正書」をクリックして修正画面に進み、修正を行うようにしてください。

この手順を経ないで、他のところで「申請」をクリックしてしまうと新規に申請書が作られてしまい、二重登録になってしまいますので注意してください。

ただし、間違って「申請」をクリックして二重登録になっても申請状況が「下書き中」となって残るだけです。
この「下書き中」の登録は自分でも事務局でも削除できませんが、そのまま残っていても大丈夫です。

あとは、応募した時と同じように、「補助金計算用資料」を参照しながら経費区分のところに経費を入力していきます。

ここで注意すべきことは、②広報費、⑪外注費だけでなく、応募時に計上した全ての経費を
再度、入力しなければいけません。計上しないと経費として認められなくなってしまいます。

入力が終わったら、申請をクリックします。

「マイページ」をクリックして「申請履歴」の手続きを確認してください。
手続きは「申請済み」などとなっています。

 

3.持続化補助金 差し戻しへの対応とは?

1)2回目の修正対応

1回目の修正依頼に対応した1週間後に、事務局からメールで連絡がきました。

ここで、交付決定連絡が来れば良いのですが、2回目の修正依頼が来たのです。

メールのタイトルは
【再修正のお願い】交付決定に向けた修正対応依頼の件(小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠)
というものでした。

2回目の修正依頼は以下のような内容でした。

以下が2回目の修正指示のメール内容です。

06再修正対応依頼メール

外注費は前回の修正で指摘がなくなっていますが、再度、広報費の修正依頼が来ました。

「申請する経費について具体的に記載し、補助事業の目的に合致していることがわかるように修正してください。※「一式」「等」「など」などを含む状態では交付決定ができません。」
の指摘です。

そこで「補助金計算用資料」を次のように修正しました。
広告ターゲットとして潜在顧客という曖昧な表現をやめて、ターゲットを明確にしたのです。

②広報費
修正前)
インターネット広告:本事業のセミナー・講座の潜在顧客向けにFacebook、LINE、Twitterなどでの広告
修正後)
インターネット広告:〇〇をターゲットにして、本事業のセミナー・講座へ集客するFacebook広告、LINE広告、Twitter広告

 

Jグランツにログインして、1回目と同様に修正申請を行い2回目の交付申請を行います。

2回の修正対応の約2週間後、ついに交付決定のメール連絡がきました。

Jグランツにログインして、
「マイページ」をクリックして「申請履歴」の手続きを確認してください。
申請手続きが「事業実施中」などとなっています。

これで補助事業がスタートし、機械装置などの発注できるようになりました。

 

4.まとめ

今回は持続化補助金の交付申請についてお伝えしました。

応募してから2か月ほどで採択の公表があり、
当日のうちに事務局からメールで採択通知が届きます。

この時点で交付決定通知書が届いていれば、補助事業をスタートすることができます。

しかし、修正対応依頼メールが届いた場合は、まず補助金計算用資料を修正しましょう。
それからJグランツにログインして、修正した補助金計算用資料を参照しながら経費などを修正して交付申請をしましょう。

修正が適正なら2週間ぐらい(状況により前後します)で交付決定の連絡がきます。

もし再度、修正対応依頼メールが届いた場合は、再度、補助金計算用資料を修正してから、
Jグランツにログインして、経費などを再入力して、再交付申請をしましょう。

再申請から2週間ぐらい(状況により前後します)で交付決定の連絡がきます。

事務局から待ちに待った交付決定が届いたら、補助事業の開始です。
しっかり証憑を揃えながら補助事業を進めていきましょう!

 

持続化補助金HP(低感染型リスク型)

事業再構築補助金HP

事業再構築補助金 交付申請とは?(2回目/全2回)

事業再構築補助金 交付申請とは?(1回目/全2回)

事業再構築補助金 事前着手承認とは?

事業再構築補助金の事業計画書とは?

補助金セミナーのダイジェスト版

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