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6.172022
事業再構築補助金 第5回公募の採択結果が発表、採択率は?
事業再構築補助金、仕組みが変わる直前の第5回 採択結果発表!
6月9日に、事業再構築補助金の第5回公募 採択結果が発表されました。
第6回からは新しい仕組みでとなるため、仕組みが変わる前の採択結果の発表です。
第5回では、仕組みが変わる前の最後の公募となるため駆け込みで応募が増えると予想されていました。
さて、採択結果はどうでしょうか?
1.第5回公募の採択結果は?
それでは、さっそく確認していきましょう。
事業再構築補助金の事務局の発表数字を、表にまとめてみました。
第5回公募の応募と採択結果
いかがでしょうか?
通常枠で39.8%と、第4回とほぼ同じく低い採択率です。
それに対して、特別枠では66.7%、最低賃金枠では79.4%と予想通り高い採択率になっています。
特別枠や最低賃金枠で応募して不採択になった方は、がっかりしていると思います。
でも、再申請ができますので、後ほど説明しますね。
2.第4回の採択結果との比較は?
ここで、第4回の採択結果を振り返ってみましょう。
以下の資料は、事業再構築補助金の事務局が公表している第4回の採択結果を分析したものです。
第4回公募の応募と採択結果
第5回と第4回を比較すると、第5回では通常枠が42.8%⇒39.8%、特別枠が71.3%⇒66.7%とやや低くなり、
それに対して最低賃金枠では62.1%⇒79.4%と大幅に高くなっています。
全体でみると44.8%⇒45.6%とほぼ変わりなく、半分より若干少ない申請者が採択されています。
そのため、要件を満たせば 最低賃金枠で申請することをお奨めします。
申請するときに、どの枠を選ぶべきかは 最低賃金枠>特別枠>通常枠 の順に選べば良いと思います。
最低賃金枠と通常枠では約2倍の採択率の違いがありますので、これは大きな違いですので憶えておいてください。
3.第6回公募への再申請はできるの?
不運にも不採択になった場合、再申請はできますか? といった問い合わせがきます。
答えは、大丈夫です、再申請できますよ。
不採択になった場合は、不採択理由を電話で教えてもらえます。
電話番号は、事務局からの不採択通知に記載されていますので、勇気をもって電話してください。
ただし、電話できるのは申請者だけで、口頭で教えられるので、メモなどを準備して電話してくださいね。
聞き漏らさないように、スマホに電話録音アプリをインストールすれば楽ですが、上手く行かない場合も
あるので、ICレコーダーで録音することをお奨めします。
是非、チャレンジしてみてくださいね。
ところで、第6回から新年度となり、公募要領が大幅に変更になりました。
以下、主な変更点の概要です。
1)売上高10%減少要件の緩和
これまでは、10%減少要件と5%減少要件を同時に満たす必要がありましたが、緩和され10%減少だけになりました。
2)回復・再生応援枠の新設
内容は「緊急事態宣言特別枠」とほぼ同じですが、新規性要件から「主要な設備の変更」が外れ、緩和されています。
3)グリーン成長枠の新設
グリーン成長戦略「実行計画」 14 分野の課題解決を行う取組に対し、補助上限が最大1.5億円の枠を新設しました。
4)通常枠の補助上限額の見直し
通常枠の補助上限額が見直され、従業員規模によりこれまでの3区分が4区分になり一部減額となります。
5)その他運用改善等
①最低賃金枠は維持されます。
②大規模賃金引上げ枠は維持されます。
③新規事業の売上高が総売上高の10%以上要件が、売上高のほか付加価値額15%以上も認められるように緩和されました。
詳細は、以下のブログを参照してくださいね。
事業再構築補助金の第6回公募開始、大きく変わった新しい枠組とは?
4.まとめ
第6回の公募の締切は、6月30日(木)18時です。
第5回との大きな違いはグリーン成長枠の新設ですが、小規模事業者や小規模の中小企業にとっては要件緩和が嬉しいですね。
特別枠の代わりに回復・再生応援枠が新設されていますが、従業員数によって補助金上限が縮小されていますので、公募要領をよく確認してくださいね。
補助金上限が縮小されていても確実に採択を狙うのであれば、やはり最低賃金枠、回復・再生応援枠を選択すべきです。
是非、チャレンジしてみてください、応援してます。
詳細を知りたい方は、以下のサイトへアクセスしてみてください。
参考記事