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ものづくり補助金 交付申請とは?

ものづくり補助金に応募した事業計画が採択されると、次のステップとして、交付申請を行います。
今回は、交付申請の位置づけと提出書類、Jグランツでの具体的な交付申請についてについてお伝えしたいと思います。

ものづくり補助金の採択結果は、

第9次 3月25日
第8次 1月12日

に公表されました。

過去の採択結果については以下を参照してください。
採択結果

首を長くして採択を待ち望んでいた事業者の方、本当に良かったですね。おめでとうございます。

しかし、採択されたからといって気を抜いてはいけません。まだ発注しないでくださいね。
あくまでも正式審査の土俵に乗っただけで、これから補助金予算を正式に獲得するために、
交付申請を行い、交付決定を受けないといけません。

そこで、今回はものづくり補助金の交付申請について説明したいと思います。
是非、正しく理解して、なる早で交付申請をして交付決定を勝ち取ってくださいね。

 

1.採択後に必要な、交付申請とは?

交付申請前に、まず全体の流れを俯瞰しておきましょう。
これから、次の様なアクションが必要です。

(1)交付申請
(2)交付決定通知    ⇒ ここから、正式に補助事業がスタートします。
(3)遂行状況報告
(4)概算払請求      ⇒ 途中精算ができます。建替えは大変なので、できるだけ活用しましょう。
(5)実績報告
(6)確定検査(交付額の確定)
(7)精算払請求     ⇒ 補助金の請求ができます。(概算払請求済の場合は、残金の請求)
(8)補助金の支払

今回は、(1)交付申請を行います。

採択結果が発表され、事業者に採択結果のメールが事務局から届いたら、電子申請システムにログインして
「交付申請別紙ファイル」ボタンをクリックして、交付申請別紙ファイルをダウンロードしてください。

次に、以下の採択後以降の規定、手引き、申請方法のための資料集をダウンロードして、
資料の内容を確認してください。資料はたくさんあるので、まずは、交付申請に関する資料に目を通してください。

参考資料のダウンロード先
採択事業者向け資料

—————————————————–
内容
1)交付規定
・交付規定

2)補助事業の手引き
・補助事業の手引き
・補助事業の手引き参考様式・交付規定に定める様式
・補助事業計画書別紙

3)交付申請(入力ガイド)
・Jグランツ入力ガイド

4)交付申請
・説明動画(6次~9次締切用)
—————————————————–

特に補助事業の手引き(交付申請のところ)、Jグランツ入力ガイド(交付申請)を良く読んでください。
交付規定は、条文なのでとっつきにくいですが、一度は読んでおいてください。

私は契約書サポートなどをしているので慣れていますが、大抵の方は読みにくいと思います。
でも、国との契約ごとなので、今後のことを考えて、我慢して読んでみてください。

 

2.交付申請に必要な提出書類は?

交付申請に必要な書類については、「補助事業の手引き」の
Ⅰ.補助事業の手続き等の流れ の (2)交付申 請(交付規程第6条)を参照します。

01交付申請(手引抜粋)交付申請では、以下のような書類を提出することになります。通常枠の書類となりますが、類型によっては多少異なりますので、公募要領を確認してください。

1)交付申請書別紙
2)見積書
3)相見積書
4)履歴事項全部 証明書(法人)/確定申告書(個人事業主)
5)交付申請別紙2
6)業者選定理由書
7)事務局からの 事前着手承認のお 知らせのメールデータ

各提出書類について、説明していきます。

1)交付申請書別紙 について
 採択後、はじめに電子申請システムからダウンロードした「補助事業計画書」を提出します。
 事務局から修正指示があった場合は、指示に従って補助事業計画書を修正します。
 
2)見積書について
 全ての補助対象経費について、見積書を提出します。
 
3)相見積書について
 単価50万円(税抜き)以上の物件等については原則として同一条件による相見積りを提出します。
 
4)履歴事項全部 証明書(法人)/確定申告書(個人事業主)
 ①履歴事項全部 証明書(法人)
  交付申請日から3ヶ月以内に発行されたものが必要です。
 ②確定申告書(個人事業主)
  応募時に直近のものを提出済の場合は不要です。
 
5)補助事業計画書別紙
  技術導入費、専門家経費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費を計上している場合、提出が必要です。

6)業者選定理由書

  業者選定理由書は、合理的な理由により相見積書が取れない場合に提出します。
 (相見積もりをしない場合や相見積もりで最低価格の事業者に発注しない場合など)

 以下は、事務局が提供している記入例です。

02業者選定理由書
3.交付申請の方法は?

書類が揃ったら、交付申請を行います。交付申請は、Jグランツからの電子申請となります。
Jグランツ入力ガイドを参照しながら、入力を進めてください。
 
以下に、大まかな流れをJグランツの入力画面を使って説明していきます。

・ログイン

Webブラウザーで、「Jグランツ ログイン」などのキーワードで検索して、
「jGrants ネットで簡単!補助金申請 | jGrants」などが表示されたらクリックして、ログイン画面にアクセスします。
03Jグランツログイン画面
・補助金の検索

マイページのタグをクリックし、マイページから交付申請したい補助金を検索します。
必ずマイページに移ってから、「ものづくり補助金」などのキーワードで検索してください。
 
 04検索画面
・事業基本情報の入力

事業基本情報の入力項目に、事業終了日があります。
公募要領では、例えば一般型なら、補助事業実施期間は交付決定後10か月以内(ただし、採択発表日から12か月後の日まで)と
なっています。採択発表日から12か月後の日を記入すると良いでしょう。

例えば、採択発表日が2022年3月25日なら、2023年3月24日と入力すれば良いでしょう。

 

4.書類の提出(アップロード)

・添付書類のアップロード
必要事項を入力して、最後に添付書類をアップロードします。
アップロードする書類は、以下の様になります。

1)補助事業計画書_(事業者名).xlsx
2)事業計画書等一式2_(事業者名).zip

業計画書等一式2には、見積書、相見積書、業者選定理由書、補助事業計画書別紙などが含まれます。

・申請完了

最後に、利用規約・プライバシーポリシーなどに同意して、申請を完了します。

05交付申請完了画面

 

5.交付申請後の修正について

・交付申請後の修正
交付申請について不備があると、事務局から申請者に電話などで修正指示の連絡があります。
修正指示に従って、Jグランツから再申請を行います。

マイページから申請を選択してください。

06差し戻し修正画面(Jグランツマニュアル)jpg

申請状況を確認したいのですが、今、どういう状況なのか分かりにくいので、
Jグランツ入力ガイドに記載されている「ステータス一覧」を掲載しておきます。

07ステータス説明(Jグランツマニュアル)jpg
4.まとめ

交付申請も、公募申請と同様に提出する書類がたくさんあります。

補助事業計画書の数値に誤りがあれば、その修正指示もあります。
まれに公募申請時に提出した書類(加点項目など)に不備があった場合、再提出の指示もあります。

書類が揃い、修正が済んだら、Jグランツから再申請を行って下さい。

交付申請が遅れ、交付決定が遅れると、その分だけ補助事業期間が短くなりますので、
できるだけ早めに交付申請を行ってください。

ものづくり補助金HP

補助金セミナーのダイジェスト版

事業再構築補助金HP

事業再構築補助金 交付申請とは?(2回目/全2回)

事業再構築補助金 交付申請とは?(1回目/全2回)

事業再構築補助金 事前着手承認とは?

事業再構築補助金の事業計画書とは?

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