事業再構築補助金、仕組みが変わった直後の第6回　採択結果発表！

9月15日に、事業再構築補助金の第6回公募　採択結果が発表されました。
第6回からは新しい仕組みとなり、仕組みが変わった直後の公募の発表です。

第6回では、仕組みが変わった最初の公募となるため、これまでの傾向と変わるのか注目されていました。

さて、採択結果はどうでしょうか？

１．第6回公募の採択結果は？

それでは、一緒に確認していきましょう。

事業再構築補助金の事務局の発表数字を、表にまとめてみました。

第6回公募の応募と採択結果　

いかがでしょうか？

通常枠で45.5%と、第4回より若干増加しましたが5割を切っています。
それに対して、回復・再生枠では66.6％、最低賃金枠では85.7％と予想通り高い採択率になっています。

驚異的な採択率の最低賃金枠で応募して不採択になった方は、落胆されていると思います。
でも、がっかりしないでください。再申請ができますので後ほど説明しますね。

２．第5回の採択結果との比較は？

ここで、第5回の採択結果を振り返ってみましょう。
以下の資料は、事業再構築補助金の事務局が公表している第5回の採択結果を分析したものです。

第5回公募の応募と採択結果

第5回と第4回を比較すると、第5回では通常枠が39.8％⇒45.5％、回復・再生枠（旧緊急事態）が66.6％⇒66.7％と若干増加、それに対して最低賃金枠では79.4％⇒85.7％と大幅に高くなっており、9割に迫る勢いです。
全体でみると45.6％⇒50.0％と若干増加で、件数が第6回では21,305⇒15,340と激減したのが影響している様です。

補助金では年度初めを狙えと良く言われますが、数字を見るとそれが裏付けられているようです。

第6回の結果からも、要件を満たせば　採択率8割超えの最低賃金枠で申請することをお奨めします。

申請するときに、どの枠を選ぶべきかは　最低賃金枠＞回復・再生枠＞通常枠　の順に選べば良いと思います。

最低賃金枠と通常枠では約2倍の採択率の違いがありますので、申請枠の要件を満たしているか良く確認してください。

３．第7回公募への再申請はできるの？

期待していたのに不採択になってしまいました、再申請はできますか？　といった問い合わせを受けます。

答えは、大丈夫です、再申請できますよ。

不採択になった場合は、不採択理由を電話で教えてもらえます。
電話番号は、事務局からの不採択通知に記載されていますので、躊躇せずに電話して理由を聞いてください。

ただし、電話できるのは申請者だけで、口頭で教えられるので、メモなどを準備して電話してくださいね。
聞き漏らさないように、スマホに電話録音アプリをインストールすれば楽ですが、なかなか難しいので、
ICレコーダーで録音することをお奨めします。

是非、不採択理由のところを改善して再申請してみてくださいね。

ところで、第7回から新しい「緊急対策枠」が追加となりました。

【原油価格・物価高騰等緊急対策枠の新設】
新型コロナの影響を受けつつ、加えてウクライナ情勢の緊迫化等による変化の影響により業況が厳しい中小企業等が行う原油価格・物価高騰等の経済環境の、新型コロナをはじめとする感染症の流行など、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応した、危機に強い事業への事業再構築の取組を優先的に支援する「原油価格・物価高騰等緊急対策枠」を新設する。

また、審査項目（再構築点）についても変更になったり、新たに追加された項目もありますので確認しておきますね。

４．まとめ

第7回の公募の締切は、9月30日（金）18時です。（後日談：第7回公募の締切りを9/30(金)18時から10/5(水)18時に延長いたしました）

第6回との大きな違いは緊急対策枠の新設で、採択率が高くなることが予想されますので狙い目と思います。

但し、補助率が補助金額によって段階的に変わりますので、公募要領をよく確認してくださいね。

補助金上限が縮小されていても確実に採択を狙うのであれば、やはり最低賃金枠、回復・再生応援枠をお奨めします。

この機会に是非、チャレンジしてみてください、応援してます。

詳細を知りたい方は、以下のサイトへアクセスしてみてください。

事業再構築補助金HP

参考記事

事業再構築補助金　担保権設定承認申請とは？

事業再構築補助金の第5回公募の採択結果が公表、採択率は？

事業再構築補助金の第６回公募開始、大きく変わった新しい枠組とは？

補助金セミナーのダイジェスト版

事業再構築補助金　交付申請とは？（２回目／全２回）

事業再構築補助金　交付申請とは？（１回目／全２回）

事業再構築補助金　事前着手承認とは？

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