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12.132024
起業5年未満の経営者の方へ 「金融公庫を選ぶべきか保証協会を選ぶべきか?」 ~シニア起業家が資金調達で稼ぐ経営をはじめる方法~
「金融公庫を選ぶべきか保証協会を選ぶべきか?」
こんにちは!創業融資のことでお悩みの皆さん、今日はその疑問にお答えします。創業時に必要な資金調達はとても重要なステップですよね。でも、「どの融資制度を選べばいいの?」という声をよく聞きます。この記事では、特に日本政策金融公庫と地方自治体の保証協会付き融資の特徴を比較しながら解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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1.公庫の創業融資を選ぶべきか地方自治体の創業融資を選ぶべきか
創業融資の選択肢には、日本政策金融公庫(以下、公庫)の創業融資と、地方自治体の制度融資があります。どちらを選ぶべきかは、あなたのニーズや状況によります。
公庫は金利が低く、創業前でも審査に応じてくれる柔軟性が魅力。一方、地方自治体の制度融資は、保証料や金利の補助がある場合があり、さらに地域密着の金融機関との関係を築きやすい点がメリットです。次にそれぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
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2.公庫の創業融資のメリット
①低金利で利用しやすい
公庫の創業融資は、民間金融機関よりも金利が低めに設定されています。例えば、2024年12月現在、税務申告を2期終えていない方の新規開業資金の基準利率は年2.6%~3.7%と比較的手頃です。
②保証人や担保が不要
保証人を立てる必要がないため、個人に負担がかかりにくいのが大きな利点です。
③創業前からの支援
創業前の段階でも申請可能で、審査も比較的スピーディー。創業初期の経営者にとって大きな助けとなります。
④柔軟な返済条件
返済期間が長く設定されており、毎月の返済負担を軽減できます。据置期間も最長5年と、返済開始を遅らせることができる点も安心です。
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3.地方自治体の創業融資のメリット
①保証料や金利の補助
自治体によっては、保証料が無料、あるいは金利が大幅に引き下げられる制度があります。これにより、融資のコストを大幅に抑えることが可能です。
②地域密着型の支援
地元の金融機関と良好な関係を築く機会になります。これは将来的な追加融資や、事業拡大の際の支援に繋がる可能性があります。
③無担保・無保証の申し込みが可能
創業5年以内の法人であれば、担保や保証人なしで申し込めるケースが多いです。
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4.地方自治体の創業融資のデメリット
①融資実行までに時間がかかる
地方自治体の融資は、公庫に比べて審査が複数段階にわたるため、融資が実行されるまでに数ヶ月かかることがあります。
②自己資金要件が厳しい
保証協会のルールに従う必要があるため、自己資金の扱いに厳格です。自己資金の証明が難しい場合には、事前に専門家に相談することをおすすめします。
③業種制限がある
自治体ごとに対象外となる業種が定められていることがあります。特にギャンブル関連や一部のサービス業などは注意が必要です。
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最後に
創業融資は、経営をスタートさせるための重要な基盤。どの制度を選ぶべきか悩む方も多いと思いますが、それぞれのメリット・デメリットを理解することで、より適切な選択ができるはずです。
もし「自分にぴったりの融資がわからない!」という場合は、ぜひお気軽にご相談ください。一緒にあなたの夢を叶えるための最適なプランを見つけましょう!
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